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American Breakfast in Nepalというたとえばなし
 

展示のタイトルは、どこでもあるような・どこともわからないような、日常が非日常に感じられると同時に遠い世界の現実に触れる旅行者の体験を、普段他者と接する上でのコミュニケーションの難しさ・もどかしさの例えとして表そうとしたものです。

 

始点として、当時友人であったある女性を表現する、というテーマがあり、人の形を作ることから取り組みました。知り合って間もなかった彼女の身体の傷、心の複雑さに接する度、どこか共通点を見つけて「理解」しようとし、距離を縮めたように思っていましたが、彼女は突然私との連絡を断ってしまいました。

 

展示では、彼女に印象的だった、そして彼女の生き方を左右してきた傷、やけどを表すようなやや痛々しい見た目とジェスチャー、焦げをもった人の形や、体の一部を表す形を物語の導入として入り口付近に配置し、人との距離感をスケール感に置き換えるために中央部に30cmほどの人形を並べました。また、彼女の深層の記憶を想像する上で思い起こされた痛みを伴う自身の記憶から作成した情景を、彼女と自分をつなぐものとして奥に配置しました。

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