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空気の居場所 (Unspoken Words Floating in the Air)
昨年の冬から「火」というキーワードを始点とし、周りを見て生活してきました。
製鉄の火、太陽の火、日差しの火、祈りの火、戦いの火、料理の火、いらないものを燃やす火、など。
形を留めない炎は、いつの間にか私の生活を形づくり、感情を作り、記憶に灰を降らせ、そのうち記憶も、燃えたものもふと消えてしまう、
あるいは狂気、恐れ、悲しみを気配ごと閉じ込める。
外で人形を焼くと、持っていった箱や新聞紙やらがその場の空気を連れて帰ります。
しばらく経って何かの拍子に香り、そこにあったと言ってくる。
空気はそこにない焦げの記憶を抱えてふと現れる。
人形作りはその瞬間のための準備の様な気がしています。
微かな感情の起伏で思い出されるもの、熱鉄のような感覚を
気配として人の形と表情の中にどうにか留め、
過去と対峙する準備をしながら、
また新しい火をつくりたいと思い、制作をゆっくり続けています。

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